齢二十五〜25歳、女子の日常〜
出鼻をくじかれた感たっぷりな私をよそに、合コンは進んでいった。


「愛ちゃん、ドリンクは?」

幹事のタケシさん、さすが気が利く。


「あ、じゃあ生…」


しまった!!

ヘコんだショックでつい生ビールたのんじゃった!!

先輩にカクテル攻めの戦略を叩き込まれてたのに!



「お!愛ちゃんイケるねぇ!!」


そういうとタケシさんはピッチャーで生ビールを注文した。


「ついでくれる?」


「あ…はい!」


男の人はあんまり気にしないのかな?


先輩の教えの信憑性を疑うと同時に、タケシさんの笑顔に癒されていた。
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