齢二十五〜25歳、女子の日常〜
「この伝票も、入力お願いします。」


「あ、あぁ、わかりました。これね!入力、了解!!」


明らかに焦っていた。


「大丈夫ですか?」

そう言いながら晴香は伝票の挟んであるバインダーを手渡す。


そしてそっと一言、

「よだれ垂れてましたよ。」



「嘘っ!!?」


「嘘です。」



………こいつ…。



いたずらっぽい微笑みを残して晴香は席についた。


もう、あせったぁ…

でも、お陰で目が覚めたかな。


ふとバインダーに目をやると伝票の横にポストイットが貼ってあった。
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