齢二十五〜25歳、女子の日常〜
それから真理子の家に着くまでほとんど無言だった。



でも真理子はいやな顔ひとつせず、

何かを話そうとも、

何かを聞こうともしなかった。




「あら、愛ちゃんいらっしゃい。」



「おばさん、お邪魔します。」



真理子のお母さんは、おしとやかで、でも心が強いキレイな女性って感じの人。


その辺、真理子はおばさんに似たんだろう。


もうひとつ似ているところ。



それはよく気がつくところ。
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