齢二十五〜25歳、女子の日常〜
「後で、おばさん特製のフルーツジュース持ってくから。」


特製のフルーツジュース…。


私が落ち込んでるとき、おばさんはいつもこのジュースを作ってくれる…。


「…おばさん、ありがと。」



今は、その優しさが凄くしみる。




真理子の部屋に入っても、しばらく無言の時間が続いた。




その重い空気を破ってくれたのはもちろん真理子。





「あのさ…愛……。」






「……………。」




「…泣いていいよ。」





「……………。」
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