sky
私は、痛みを堪えながら、目の前に広がるガラスの破片を全て、足で蹴飛ばした。



破片が残ってないことを確認してもう一度階段へ向かった。



駆け足で上りきり、早足で部屋に入る。


…やっと、私だけの世界。


ドアに寄りかかり、安堵の溜め息。





今日は何だか、疲れた。


あまり深く、色々考えすぎたのかもしれない。


だけど、考えるなという方が無理だ。





プルルルルルルル…



一階で、電話が鳴っている。


誰からかは、予想がつく。





学校の、担任からだ。
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