4you...
01*/神友
キーンコーンカーンコーン
放課後を知らせるチャイムが鳴る。
あたしとミクは急いで支度して教室を出た。

やばい!これじゃ場所がなくなっちゃうよ・・・

「ねぇ~ミク走ろうよ!」

「だいじょぶ!きっとどこか空いてるっしょ」

いつもミクはこんな感じ、マイペースで人を自分の世界に持っていくのがうまい。
多分、あたしもミクの世界に持っていかれてる。

ミクとは・・・

親友?

心友?

真友?

どう言えばいいんだろう・・・
ん~・・・あっ!


神友だ!


やばっ、あたし天才かも・・・

「そんな訳ないでしょ!」

「へっ?」

「へっ?じゃないでしょ。全部聞こえてるし、そんなこと言ってると遅れちゃいますよ~♪」

「あっそうだ!走らなきゃっ!」


そして、あたし達は野球場へ向かった。

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