4you...
「あっ!マヤ、タカいるじゃん!ターカー!!!」
え、なんで呼ぶの?恥ずかしいじゃん。
そういうとミクはまた膨れた。
タカが笑顔でこっちに手を振ってる。
キャーーーッタカがこっち向いた~!
観客席からは歓声があがる。
確かにかっこいいけど、ここまでされると嫉妬しちゃうよ。
みんなにはタカって呼ばれてる、野球部のエースで人気No.1・・・
それがあたしの彼氏の貴大。
タカとは中学生の時から付き合ってる。
「ほらミク、ショウ君来たよ!」
「ショウ♪」
「?!」
ミクの大声にショウ君はビックリしてた。
でも、すぐ笑顔にして手を振ってくれた。
ショウ君はタカとバッテリーを組んでる。
そして、ミクの彼氏であり、タカの親友。
ミクとショウ君が付き合いはじめたのも、
あたしとタカが付き合いはじめたのも、
同じ年の同じ日だった。
これって偶然なのかな?
奇跡だって思っても良いのかな?