プレゼント(Intron crack企画)
「すいません、じゃあそのケーキひとつ下さい」
「それお誕生日ケーキ?」
「……」
「サンタさんお願い……お誕生日ケーキが欲しいの」
そう言った途端、少女はとうとう声を上げて泣き出した。
母親が慌てて抱きかかえる。
無意識に俺は赤い箱を差し出していた。
「それお誕生日ケーキ?」
「……」
「サンタさんお願い……お誕生日ケーキが欲しいの」
そう言った途端、少女はとうとう声を上げて泣き出した。
母親が慌てて抱きかかえる。
無意識に俺は赤い箱を差し出していた。