+−CLASS ROOM×÷
「絵美子も話してみるといい……って、余計なお世話だな」
翔は困ったように笑った。
「私、長峰さんと話してみるよ!」
ショックだったけど、私はこう言った。
すると翔は『サンキュ』と言って私の頭に手を置いた。
「お前に話してよかった!」
翔はそういう人。
困っている人を放ってはおけない。
長峰さんのことも、私が中2の時と同じこと……
そう思いたかったけど何か違う気がした。
この翔と近すぎる距離が、私にそう思わせたのかもしれない。
距離が近くなると、色んなものが見えてくる。
いいことだけじゃなくて、悪いことも見えてしまうなら、
遠くにいたままの方が幸せだったのかな?
違う。
いいこともあったんだから、これでよかったんだ。
翔が私の背中を押してくれたように
今度は私が翔を応援するから。
翔は困ったように笑った。
「私、長峰さんと話してみるよ!」
ショックだったけど、私はこう言った。
すると翔は『サンキュ』と言って私の頭に手を置いた。
「お前に話してよかった!」
翔はそういう人。
困っている人を放ってはおけない。
長峰さんのことも、私が中2の時と同じこと……
そう思いたかったけど何か違う気がした。
この翔と近すぎる距離が、私にそう思わせたのかもしれない。
距離が近くなると、色んなものが見えてくる。
いいことだけじゃなくて、悪いことも見えてしまうなら、
遠くにいたままの方が幸せだったのかな?
違う。
いいこともあったんだから、これでよかったんだ。
翔が私の背中を押してくれたように
今度は私が翔を応援するから。