+−CLASS ROOM×÷
「茗ごめんね?」

「?」


千花が急に謝ってきた。


「こんな話しちゃって。でも、いつかは話題に出る話だと思ってて……」

「ううん。話してくれてありがとう」


その言葉に嘘はなかった。


本当は知りたくなかった過去だったかもしれない。


だけど、

いつかは知りたくなる過去だったかもしれない。


はっきり言えること1つ。



それでもやっぱり


識が好き。



end.
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