+−CLASS ROOM×÷
私は比呂さんのことを聞いた後も、いつもと変わらないでいたつもりだった。


識は気付いてた……?

気付いてくれた?



「識、あのっ……」


そう思うと嬉しくなって

この嬉しさの勢いで比呂さんのことも聞ける気がしたんだ。


「何?」


でも……

識がまだ比呂さんのこと好きだって言ったらどうするの?


不安でいっぱいだった。


でも……

もやもやしたままも嫌だよ。


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