+−CLASS ROOM×÷
「……――じゃあ、次の部分を……鈴木読んで」
教科書に目を落とす。
と、
識側のページなので、必要以上に識が視界に入り意識してしまう私がいた。
……近い。
……やっぱり近い!
ふと、顔を動かさずに目だけで識の顔をのぞいてみた。
識の目は教科書を追っていた。
初めて間近で見た授業中の顔へのドキドキと
目があったらどうしようっていうドキドキ。
でも、目が離せなくなりそうだった。
――……て!
私何してんの!
急に恥ずかしくなって、また教科書に視線を戻した。
この授業中、識の顔を見たのはそれ一度きりだった。
教科書に目を落とす。
と、
識側のページなので、必要以上に識が視界に入り意識してしまう私がいた。
……近い。
……やっぱり近い!
ふと、顔を動かさずに目だけで識の顔をのぞいてみた。
識の目は教科書を追っていた。
初めて間近で見た授業中の顔へのドキドキと
目があったらどうしようっていうドキドキ。
でも、目が離せなくなりそうだった。
――……て!
私何してんの!
急に恥ずかしくなって、また教科書に視線を戻した。
この授業中、識の顔を見たのはそれ一度きりだった。