+−CLASS ROOM×÷
――ガラッ


「ゴメン! 話し合い長引いた」

「お疲れ、クラス委員♪」


もう1人の幼なじみ、市村千花。

千花は女子のクラス委員なんです。

私たちはクラス委員の集まりがあった千花を待ってたの。


「帰ろっ」


私たちはいつも4人で帰る。

男女で帰るとか珍しい?

でも私はこの時間が本当に好きなんだ。


識と恭が前を歩いて、その後ろに千花と私。

お決まりパターン。



「あ。千花にも飴あげるね、はい」

そう言ってさっき識にもらった飴を差し出した。


「アロエミルク抹茶風味! 茗が探してたやつじゃん! どこで見つけたの?」

「識がくれたの! 買ったけどマズいからいらないって。失礼だよね」

「識が!?」


千花がすごく驚いた顔をしたことに驚いて、私は何回も頷いた。

すると、千花もさっきの恭みたいに、にこにこ笑いだした。

そして教えてくれたんだ。
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