+−CLASS ROOM×÷
整理には思ったよりも時間はかからなかったけど、終わった時教室には私1人だった。
職員室で先生にプリントの束を渡し、昇降口に向かった。
吹奏楽部の合奏が聞こえた。
「!!?」
私のクラスの靴箱のところに人が座っていて思わずビクッとした。
顔を下に向けて眠っているようだったが、誰だかすぐにわかった。
例の前田君だった。
――何でこんなとこで寝てるの!??
そう思いながら起こさないように静かに靴を履いた。
……が
「シカトすんな。」
前田君に気付かれてしまった。
「仕事終わった?」
「え!?」
前田君からの質問に驚いた。
仕事ってプリント整理のことだよね?
「だから……」
「あ、終わりました!」
「……そ」
そう言うと前田君は立ち上がった。
これって私を待ってたってこと?
「前田君、待っててくれたの?」
「……あぁ」
すごく驚いた。
「てか、仕事のこと一声くらいかけてくれて良かったんだけど。義理とか作んの嫌だし」
別に私は気にしてないんだけど……
そう思ったけど、その声が少し恐くて、
「ごめんなさい……」
謝るしか出来なかった。
「謝んなくていいから……
……1日、悪かった」
「え?」
職員室で先生にプリントの束を渡し、昇降口に向かった。
吹奏楽部の合奏が聞こえた。
「!!?」
私のクラスの靴箱のところに人が座っていて思わずビクッとした。
顔を下に向けて眠っているようだったが、誰だかすぐにわかった。
例の前田君だった。
――何でこんなとこで寝てるの!??
そう思いながら起こさないように静かに靴を履いた。
……が
「シカトすんな。」
前田君に気付かれてしまった。
「仕事終わった?」
「え!?」
前田君からの質問に驚いた。
仕事ってプリント整理のことだよね?
「だから……」
「あ、終わりました!」
「……そ」
そう言うと前田君は立ち上がった。
これって私を待ってたってこと?
「前田君、待っててくれたの?」
「……あぁ」
すごく驚いた。
「てか、仕事のこと一声くらいかけてくれて良かったんだけど。義理とか作んの嫌だし」
別に私は気にしてないんだけど……
そう思ったけど、その声が少し恐くて、
「ごめんなさい……」
謝るしか出来なかった。
「謝んなくていいから……
……1日、悪かった」
「え?」