短い恋、大きな愛

魔界にある母さんのお墓。


『何かお供え物を持ってくればよかったですね?』

『そうだな…』


お線香と花を置いて、手を合わせた。


…母さん、俺はこのまま東堂家に居るべきなのでしょうか…?






『人間界で買い物して帰ろうか?』

『はい。』





ショッピングモールに向かって歩いていると、向かい側から走ってくる学生が見えた。


あれは…慎吾…あんなに背高かったけ?もう俺の事覚えてねぇよな…
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