短い恋、大きな愛
学校
その日の夜。親父に呼ばれていたから、親父の部屋に行った。
『秀長、座りなさい。』
『何の用事ですか?』
『お前は後数年で、成人を迎える。』
さっさと言えよ!
『成人を迎えるため、秀長には学校に通ってもらう。』
『学校なら行ってましたけど?』
『魔界にある貴族の悪魔学校だ。』
面倒……
『絶対行かなければいけないのですか?』
『そうだ。メンフィールドやロビンス、ランバードの跡取りも通うらしい。』
げっ…五大貴族の半分いるじゃん!!
フォーリングのジャックは一つ上だったかな?
『わかりました。いつから通えばいいんですか?』
『来週からだ。準備をしときなさい。魔界の東堂の屋敷で生活してもらう。
それから――…』