短い恋、大きな愛
学校の廊下。新入生たちであふれ返っていた。
「見て!東堂様よ!」
数人の女子たちが俺を見ては騒いでいた。
うるさい……はぁ…帰りてぇ…
「久しぶりだな!秀長!」
振り返ると、同じ五大貴族のエリアル・メンフィールドが立っていた。
「久しぶり…」
「元気ないな?」
「まぁ…いろいろあってな…」
エリアルが来て一層うるさくなった。
教室に入ろうとしたら、廊下がしんっと静かになった。
あの人のお出ましか…