短い恋、大きな愛
廊下をコツコツ歩いてくるそいつは、俺たちを見つけるなり、足を速めた。
「お久しぶりです…エリアル、秀長」
「久しぶり、ヴィクトリア」
そこら辺いる女とは全然違う。何倍も綺麗。
俺的に美弥の方がいい…ヴィクトリアに言ったら怒られそう…
「あっ!ヴィクトリア!エリアル!秀長!」
走って近づいてくる1人の男。
「あら、アンドリューじゃあない…お久しぶりね?」
「久しぶり!今日も綺麗だね、ヴィクトリア」
でた、アンドリューの癖…
女を誉めては落としにかかる。
「ありがとう、でもね、誉めてくれても何も出ないわよ?」
「相変わらず、手厳しい」
「皆さん、教室にお入りください。」
と先生に声をかけられた。