短い恋、大きな愛
『美弥!!』
戸を開けて急いで中に入った。
ちゃぶ台の向こう側に倒れている美弥。
『美弥!!』
近づいた。
美弥の姿を見て言葉を失った。
美弥の心臓にナイフが刺さっていた…
『……み‥や…』
彼女を腕の中に入れた。
『ひ‥で‥なが…様…』
息してる…早く、美弥を助けないと…
俺は指を噛んで、血を流した。
『美弥、飲んでくれ!!』
指を美弥の口に持って行った。でも、美弥は飲もうとしなかった。
俺を一人にしないでくれ…
『秀長様…』
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