短い恋、大きな愛
気がついたら、居間に向かっていた。
『坊ちゃん?!』
朝子さんに途中あったが無視をした。
勢いよく襖を開けた。
『秀長どこに行ってた……』
父親は振り返って、俺を見て言葉を失っているようだった。
親父だけでなく、ここにいる全員、言葉を失っている。
『秀長さん!その服…』
口元に手を添えてる義母が言った。
でも俺の耳に入らなかった。
俺の目には九条が入っていた。
次の瞬間!!
俺は九条を壁に押し付けた。首を持って…
『ひで…なが…さま…はなして…』
苦しそうにする九条にさらに力を加えた。
おそらく俺の目は真っ赤になっているだろう…
『お前が妹たちに頼んで、美弥を殺させたな?』
『ちが…』
『嘘をつくな!!』