短い恋、大きな愛

『ナイフから記憶を読んだんだよ!!』


『お兄様!』

妹たちが近づいてきた。ぎろっと睨みつけた。

『お前たちも同罪だ!!』

九条を押さえつけている手とは反対の手を妹たちに向け力を放った。

『ぎぁぁー!!』

妹たちは避けたが壁に穴があいた。


もう一度力を向けようとしたとき…










「ストップ。」

俺の腕を誰かが掴んだ。

「これ以上したら、三人とも死ぬぞ?離して上げろ」

「エリアル…」

なぜここに?




「ご当主、秀長をしばらく預かりますね。」

親父が返事をする前にどこかに俺を連れて行った。








薄暗い部屋にソファーなどいろいろ家具が置いてあった。

「お前に会いに行ったら、ああなってたから連れてきた。」

とエリアルが言った。

そうなのか…


「とりあえず、着替えろ。」

服を渡された。




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