短い恋、大きな愛

服を脱ぐとき気がついた。

服に美弥の血がついていた。

シャワーを借りて、浴びた。

上半身だけ着ずに出ると、エリアルがソファーに座っていた。



「秀長…お前…その胸の刺青…」

右胸に刺青が入っていた。狐のような刺青だった。

「使い魔の刺青じゃあ…」

使い魔の…?








俺はすぐに使い魔を呼んだ。

目の前に白色の狐が現れた。

「初めまして。名前をつけてください。」

「お前の名前は…




 …美弥だ」
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