短い恋、大きな愛
『遅いぞ!』
部屋に入るなり親父に怒られ適当に誤り席についた。
早く食おう。美弥が待ってる…
食い終わり、部屋に戻る途中で台所によった。
「朝子さん。」
家政婦さんに声をかけた。長年ここで働いているため、この家の中のことをよく知っている。
「坊ちゃん、どうかしましたか?」
「ご飯のあまりある?」
「ありますけど…」
目でなぜそんな物を?と言っている。
「動物拾ったんだ。少しだけ分けてください。」
「わかりました。ご飯とミルクでいいですか?」
朝子さんは俺が拾った物を猫か犬と勘違いしたのだろう…
朝子さんに分けてもらった。
お礼を言って、台所から外に出れるドアから部屋に戻った。