毎日が抱腹絶叫貧乏生活
しかし途方に暮れていても何の解決も進歩もない。 私たちは何とか自分たちで書類を作成する事にした。 と同時に一応司法書士の方の依頼費用などを主人が電話で相談していた。 弁護士との違いさえもよくわからないままとにかく先に進ませたかった。 が、こちらも弁護士ほどではないがかなりの依頼費用が必要なことがわかった。 「破産するにも金か・・」 自営業の我が家には借金はあってももう余分な金は一切なかった。そう・・生活費さえも。 明日は債権者が取り立てにやってくるだろう・・・もう逃げるしかないのか? ふとそんな事を頭がよぎった時、郵便局に掛けている保険があるのを思いだした。 これを解約しよう! 急いで解約しに出かけた。 途中その保険から借入したものもあったため解約金は少ないが手元に15万程入った。 私たちは何とかその予算内で依頼に応じてくれる司法書士を探した。 殆んどの司法書士事務所は予算がないという事がわかると、面倒くさい対応をされた。これは弁護士も同じだった。 テレビドラマで見るような人情派の弁護士や司法書士なんてなかなかいないものである。 貧乏人や困った人のための法律屋ではないのか! 電話を切るたび夫婦で諦めに似たため息が出た。