エンジェルデビル
こいつ…本当にただ眠たいだけだ。
悪魔との戦いで力を使い過ぎたんだろう。まだ子供なので力の使い方を上手くコントロール出来ないのだ。
「全く…心配かけやがって」
とりあえず風牙は大丈夫だ。風牙よりも俺のほうが重傷だ。
「フー…」
ひとまず安心して息を吐いた時、足音が聞こえた。見ると、
「アキラ…」
アキラはじっと立って零一達を見つめている。そして零一は、今自分の腕の中にいる風牙に気付く。まだ変身は解けてない。
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