エンジェルデビル
「アキラ!こいつは悪魔の子供だが、他の悪魔とは違うんだ!だから、隊長達には…」
「はぁ…」
必死に説明する零一を、アキラはため息で黙らせた。そして、両手を差し出し風牙を渡すように求めてくる。
「アキラ!こいつには未来が…!」
その瞬間、アキラに頭を思いっきりはたかれた。
「分かってるわよ。その子は零一の家に送り届けるから、あんたは病院に行ってきなさい」
「アキラ…」
アキラは少し笑みを浮かべ、仕方なさそうな顔をした。
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