エンジェルデビル
その場に残された風牙を待っていたのは、黒い影。
「探したぜ~」
「悪魔!?」
さっき襲って来た悪魔だ。
「こんな時に…」
もう少し早ければ父さんがいて、こんな奴等一瞬で片付けるのに。
だが、まだ力を上手く使えない風牙に、悪魔と戦う事は出来ない。父さんの言う通り逃げようとした時、悪魔達から聞きたくない言葉が生まれた。
「にしても、さっきは惜しい事をしたよな~」
「爆破しなきゃ、美味く食えたのにな」
食う?
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