エンジェルデビル
そんなアキラに風牙は突っ掛かる。風牙よりも背が高いのでちょっと見上げなければならない。
「余計な事言わなくていいんだよ!」
「風牙…」
ため息と共に吐き出した黒崎総隊長の言葉にビクッとし、風牙は改めて向き直る。
「で?今日はどうして遅刻したんだ?」
「あの…寝坊しました」
「その台詞も三十五回目ー」
楽しそうなアキラを睨み付ける。この女はホントに…。
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