エンジェルデビル
隊長室の外の廊下からは、風牙が総隊長に説教されている声が室内まで聞こえた。
「三十五回目でーす。蒼軍の副隊長になってから」
面白い事好きのアキラが加わったな。
自分のデスクでパソコンと向かい合う葉月 零一(はづき れいいち)三十歳は、フレームの無い眼鏡を右手の中指で上げた。
黒のスーツに端整な顔立ち。薄いクリーム色の髪は短くし、上着の内側にはホルスターに収められた拳銃。
「三十五回目でーす。蒼軍の副隊長になってから」
面白い事好きのアキラが加わったな。
自分のデスクでパソコンと向かい合う葉月 零一(はづき れいいち)三十歳は、フレームの無い眼鏡を右手の中指で上げた。
黒のスーツに端整な顔立ち。薄いクリーム色の髪は短くし、上着の内側にはホルスターに収められた拳銃。