エンジェルデビル
頭を抑えた時、風牙が後ろから抱き付いて来た。零一を悩ます風牙のスキンシップ。
「帰ろーぜー…どふっ!」
風牙を殴り飛ばし、零一は歩いて行く。
「明日確認するからな。出来てなかったら撃つぞ」
「零一~」
背後で風牙の情けない声がするが、零一は振り返らなかった。口から吐いた煙だけを置いて。
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