エンジェルデビル
コーヒーを淹れようと立ち上がった時、ふと部屋に一つしかない窓が目に入った。そして、風牙を思い出す。
住宅街に置いて来た風牙ではなく、小さな風牙。
十五年前、零一が小さな悪魔に出会ったのは雨の降る日。
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