エンジェルデビル
それが一番ジャスティスの隊員として誇らしい死に方だ。けど、お前達は必ず俺の仲間が始末する。それは必ずだ。
「んじゃあ、そろそろ楽にしてやろうか?」
悪魔が右手を零一に向ける。零一は覚悟を決め静かに目を閉じた。
ここで終わるが、一つ気掛かりな事がある。それは昨日出会った小さな悪魔。
いつまで待っても帰って来ない俺を心配しているだろう。
ごめんな。お前は俺みたいに正義を背負いたいって言ってくれたのに、力になってあげられなかったな。
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