恋人は隠れ既婚者【前編】



今朝、張り切って髪を巻いたのにこれじゃ意味がない。


むくれる私を見て彼がニヤけてる。


一気に緊張が解れた。




その後、私達は旅館へと向かった。


パーキングに寄って、昼食をとることなった。


「お弁当作ってきたんだ!」


私が自慢げに言うと、彼が驚いた顔をして言う。


『えっ?作れんの?』


「何それ〜?作れるよ!作れますぅ!!」


私はふざけてむくれ顔をした。


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