芸能人に恋をしたⅡ
それから、放課後の時間帯になって、怜華が病室に来てくれた。


「彩菜、ちょっと痩せた??」


「あっ、うん。」


「ダメじゃん、確り食べなきゃ!!はい、これ。」



そう言って、怜華はコンビニの袋を机に置いた。


袋の中には、プリン、ジュース、お菓子などいっぱい入っていた。


「あ、ありがとう~。」


「いえいえ。」



「で、どうして学校を休学して入院しとん??」



「……あのね…」



あたしは、怜華に今まであった事を伝えた。



怜華は、黙って聞いていて、途中から涙を流していた。



あたしも、それを見てまた泣いた。


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