芸能人に恋をしたⅡ
発作
「ん、何??」



「あんね、うちドラマ出る事になったんよ。」



「本当!?良かったやん。」



あたしがそう言っても、怜華は浮かない顔をしている。


「…どうしたん??」



「…実はね、そのドラマに流星さんも出るの。」



久しぶりに聞いた、名前。



あたしたちの中では、何気なく禁句になっていた名前。



流星さんを思い出さない為に、思いでの品や、流星さんのグッズは、押し入れの奥に隠してるし、流星さんが出ているテレビは、見ないようにしていた。


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