芸能人に恋をしたⅡ
あたしは、怜華に抱きついて思いきり泣いた。


怜華は、あたしが泣き止むまでよしよしと頭を撫でてくれた。


あたしは、泣き止んだ後、怜華に流星さんと付き合ってる事、昨日の事を言った。


今まで誰にも言えなかった、心の気持ちを言えてあたしは、少し心が軽くなった。


「よう言ってくれたわ。これからは、悩んだり辛かったりしたら言ってや。」


そう言って笑う怜華。


あたしも、怜華の笑顔を見て、久しぶりに本気で笑えた。


もしかしたら、あたしは誰かにこの矛盾した気持ちを聞いてもらいたかったのかも知れない。


怜華は、そんなあたしの心の声を聞いてくれたんだ。


< 44 / 148 >

この作品をシェア

pagetop