芸能人に恋をしたⅡ
流星さんは、風で乱れた髪を、手で整えている。


その仕草が、カッコイイ。


「次は何乗る??」


仕草に見とれている、あたしに突然、流星さんが話かけてきた。


「え、あ、はい。次は……お化け屋敷行きたいです。」


焦ったあたしは、目の前にあった、お化け屋敷を指差した。


「お化け屋敷かぁ~。了解。」


そう言って、流星さんはあたしの、手を握ってお化け屋敷に向かって歩き出した。




行きよいで言っちゃったけど、あたし実はお化け屋敷苦手。


でも、もう「苦手です。」なんて、言えない……


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