芸能人に恋をしたⅡ
少し先に、彩菜ちゃんが居るのを見つけた。


体が、微妙に震えているみたい。


俺は、近づいて肩を叩いた。


「キャ!!」


叩かれた事に驚いて、彩菜ちゃんが小さな悲鳴を上げる。


そして、こっちをゆっくりと振り向いた。


「流星さん…」


涙声で、目は涙でウルウルしてる。


そして、彩菜ちゃんは急に俺に抱きついてきた。


「怖かった……」


そう言って、ギュッと抱き着いてくる力を強める。


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