、、私は今、、、、
「涼風、楓、オハヨ。」
教室に入ると、いつものように友達が声をかけてくれる。
クラスは、2年の時からそのまま、持ち上がり。
皆仲がいい。
私逹のクラスの自慢はいつもそれになる。
「涼風どうした?そのハートは!」
貼ってあった絆創膏に気が付いて後ろから話しかけてきたのは、瑠璃。
「瑠璃オハヨ。これねぇ、朝転んで………楓に貰ったの。」
「大丈夫なの?」
傷口………というより絆創膏をじっと見つめてる。
「うん!平気!」
「そういえば、今日って!1時間目……始業式だよね?」
楓が体育館シューズを持ってきてた。
「…そうだ…ねぇ……体育館行くのかぁ。」
「暑いっての」
廊下に出た私逹は一番後ろに並んだ。
3人ともテキパキしたタイプではないため、何でも最後が好きだった。
「まだ4月だよね。4月でも体育館って暑くない?」
「人が密集するし、風は抜けていかないからね。」
前が進み始めて少し離れてはいるがついていく。
「校長とか話し長いよね」
「てか、校長変わるよね?」
初めて聞いた新情報に驚く私と楓。
「瑠璃何で知ってんの?」
楓も私と同じ思いだったらしい。
「新聞をチェックしてますか?」
いつもより誇らしげな瑠璃に私と楓の反抗は、
「テレビ欄は毎日見てます。」
「それも新聞ですよ?」
お馬鹿な反抗だった。