猫姫×猫男達のアブナイ日常
見事な黒猫がかすり傷をおっていた。

「もしかして。さっきの猫君?けがしてるの?あっ、ちょっと待ってて。」

わたしはハンカチを濡らしてきた。
幸いここは公園の林の中。人目にはつかない。

私はそっと傷口を拭いてやった。

「ごろにゃん。」
やけに甘えてくるなこの猫。
「まっ。私もあんたと一緒だからな…」

その時!

「グウウ!ぶにゃあ!!」
黒猫君が唸った。

「だっだいじょ…」
私の声は爆風と凄まじい光で遮られた。


何事ーーー!






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