優しさの手前
優しさの手前
優しさの手前


ずっと今まで僕は当たり前に在た。

ただ、生きる(いる)だけの存在なんだ。

それはある日起こった



彼女をスキになった。

無関心な僕が僕に無関心な君を。。

目が合う、

こちらを向く

いや、僕に話し掛けるようだ。

彼女は放課後会わないか誘ってる。そんなことを言ってた気がする

ヤバイ

舞い上がってる







これが恋


ドキドキしてワクワクする
シアワセよりシアワセ



二人出会うことになる

彼女は僕に「大輔くんと仲良いよね」

僕はうんっと一言

ゴメン結果見えた気がする

彼女は大輔がスキなんだよ。きっと



でも、諦めたくない。

僕は彼女と話した

彼女は僕に大輔がスキと言わない


言ってくれれば諦めれる?

彼女の所為にしすぎか?


毎日彼女のことを考えてる
スキだ

スキなんだよ



その日決めていた。

彼女に伝える言葉を

彼女が悲しむから言わなかったことを


大輔、彼女いるから

それは本当のことだけど。
優しさの手前

後押しもしないでも現実を伝える

だから僕はダメかなぁ?

答えはノー



わかってた。

結果は見えてたから




そぅ、無理だよ

家に帰ってお母さんに会う

僕の元気のない様子に心配しながら声はかけない

それも優しさの手前

僕が本当のワタシになるのはまだ先だから





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