いつまでも
そんな時間は、あっというまに過ぎ、私が帰る1日前、私は窃娜と二人で初めて会った大岩の上に二人で座り、話をした。
「なぁ、これからもずっと一緒に居てくれるよな?帰ったらまた来ないって事無いよな?」
と不安そうに聞いた。私は、そんな窃娜の不安な気持ちを取り去るように笑顔で
「うん、当たり前でしょ。窃娜は私の事、初恋だって言ってくれたけど。私にとっても、窃娜は初恋なんだよ。9年ずっと忘れて無かったんだから。」
と言った。すると窃娜は私を抱き締め
「俺、まだ高校生だから、こんな事言うのも何だけど。俺が働くようになったら、俺と結婚してくれよ。」
と言った。
「うん。喜んで。離れてるからって、浮気しないでよ。」
と私は照れながら答え、抱き締め返した。すると、窃娜は自慢気に。
「しねーよ。何度も言ってっけど、俺は9年待ち続けたんだからな。」
と言った。そして、次の日、私は自分の家へ帰った。私達は毎日メールや電話をして。休みの日は、窃娜がうちに来たり、私が行ったりして。遠距離恋愛と感じない位の付き合いをした。
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