不器用な彼と鈍感な私

「席つけ!」

『あっ!なんか入ってる…』

バサッ!

『何これ…』
そこにあったのは…

{男たらし!!あんたはふさわしくない!消えろ!
今日屋上来い}

…っと書いてあった。

『なっ何これ…』

『どうしたんだ?』

『何もない。』

『見せろ!!』

『いや!』

(見てぇーまたいちゃいちゃしてる!)
こそこそ言われていた…

『もぅ勇樹はかかわらないで!!』

『何だよいきなり!!』

バサ!取られた…。

『あっ!だめ!!』

『何だよ!!これ…ひどいじゃねえか!』

『何でもないよ。ただの遊び♪』

『そんなわけない!
お前いじめられてるのか…?』

『そんなはずないじゃん!』

『今日屋上行くのか?』

『行くよ?』

『行くな!!』

『何で!?私の勝手でしょ?』

「おぃ!そこの2人!!静かにしろ!!授業中だぞ!!」

『…』
『…』


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