不器用な彼と鈍感な私
キーンコーンカーンコーンチャイムが鳴り響く---
『はぁやっと終わった♪
優ー数学わかったぁ?』
『全然ー!!それよりさぁ♪私失恋しても頑張ることにした!!』
『おぉ!?優らしい♪応援するね☆頑張れー☆』
『ありがと~♪楓夏~♪』
ペタっペタっ!
向こうからスリッパを履いた勇樹が来た!
『ねぇ!優!見て!』
『あぁー勇樹だぁ♪』
ダダーー!!
優は勇樹めがけで跳んでった!
『ははぁー☆』
私は思わず苦笑い。
『ねぇ!勇樹!今度の日曜日遊ばない?』
『えっ?俺!?えぇ…』
『お願い☆』
その時目が合った…
その瞬間メンチきられた…さっきから感じ悪っ!
『しょうがないなぁ…』
『やったぁ!』
勇樹は私には自慢するかのように答えた。
ふんっ!
ちょっとイケメンで人気あるからって調子のりすぎぃ!!