不器用な彼と鈍感な私
いじめ
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『優ー☆おはよ♪』
『おはよ♪ねぇ!聞いてー!』
『何!?』
『あのさぁー!勇樹かなり人気らしいよ↓↓』
『はぁ~。そうなんだ…』あいつが…?
『えっ!?何か言った?』
『えッ…何も…』
『そうなんだ…』
『あっ!授業始まるよ。』
「授業はじまるぞー」
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キーンコーンカーンコーン
『ふっ楓夏!!』
『何!?』
『何怒ってんだよ!』
『何が!?わざわざケンカ売らないでよ!!』
『何だよ!ケンカ売ったのはお前の方だろ!!』
『わかった!!もぅいいよ!』
「おぃっ!そこの2人!!授業中だ!静かにしろ!!」
『はい…
勇樹のせいで怒られたじゃない!』
『フンっ俺は知らねぇー』
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キーンコーンカーンコーン
『楓夏~!ちょっと来て…』
『何!?』
『ねぇ…楓夏…この前勇樹とうまくいくよう応援するって言ったよね…?』
『うん♪言ったよ☆何で?…』
『…何でもないよ…』
『そうなんだ…あっ!今日は遊べる?』
『ごめん。パス』
『うん…』
『ちょっとトイレ行ってくるから…』
『うん。わかった…』
このとき私は優の気持ちをわかってあげれなかった…
『はぁ~英語のノート写さなきゃ♪』
コロコロ…
『消しゴムが落ちた…』
消しゴムを取ろうとした瞬間…勇樹の手と触れた…
『楓夏~!おまたせ……』
私はすかさず手を引いた…
『やっぱり…そうだったんだ…』
『えっ!?優!?』
『もぅいいよ…ひどい…楓夏…』
優は涙目になりながら走り去った…
私は意味がわからなかった…