mini女番長の仁義なき戦い
「うん」

私は答えて、もう一度望遠鏡を覗きこむ。

「彼女は、まといサン。20歳で仕事は介護士。性格は…」

そこまで言うと、神様は言葉に詰まった。

「なあに?神様」
「性格は…気まぐれ、適当、頑固で血が熱すぎる。気も強いし乱暴だ。母親には向かないかも」

神様はぼそぼそと私に耳打ちをする。

私はその間も、彼女をじっと見つめていた。
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