変態王子とメガネちゃん
――――次の日、
俺は結局あの日の夜
優樹菜のことを考えて
あまり眠れなかった…
疲れた体を起こし
ゆっくり支度をする。
「はぁ…」
自然にでるため息…
昨日、俺は考えた、、
今日、優樹菜にドキドキしたり
触れたくなったら優樹菜を
好きって認めることを……
もやもやしてるより
優樹菜のことを好きなのか
嫌いなのか自分の気持に
素直になることにした。
だが少し憂鬱……
あんなメガネ女…無理だろ…
とか思ってたのに…
はぁ…
どうかドキドキ
しませんように…
――――ピンポーン
『隆也~、大地くんが
迎えにきたわよ~』
母の大きな声でハっと
我にかえった…
やべー支度終わってねー
てかよ、なんで大地が
迎えに…?
家はそんなに遠くないが
いつも一緒に行ってないから
びっくりした。
やべ、早く用意しなきゃな。
『お邪魔しまーす』
そう大地の声が聞こえた…
お邪魔します!?!?
まじふざけんなよな…
――――ガチャ
『隆也、おっはー』
突然俺の部屋に大地が
入ってきた。
「ッ!!なんだよッ!勝手に
入ってくんなよ」
『だって隆也マミーが
隆也起こしてきて
って言ってたしさ』
は?あのくそばばぁ…
『ま、早く用意しろよな。
待ってるからよ~』
そういって部屋を
でていった大地……
あいつ、なんなんだ?
とにかく俺はさっと用意を
済ませ、大地の声がする食卓に
行った