変態王子とメガネちゃん
『……ダブルデート。』
「…は?」
『頼む。ダブルデートを
提案してくれ。』
「…お……おぃ…」
電車の中で頭を下げる大地…
てか今時ダブルデートって…
「ま、いっか…」
『え?』
あ……、つい口走って
しまった…。
『やった★ヨロシク頼んだぜ』
大地らまるで幼稚園児
のような笑顔で喜んだ。
「……ま、考えとくよ」
なんだかんだで駅に着き
俺は大地を置いて歩いた…
『隆也っ。待てよ~』
そういって追いかけてくるが
俺は無視…。
なぜかって、
優樹菜と安西淳子が目の前に
いたから…
俺はダブルデートの提案を
口実に優樹菜への感情を
確かめるために
二人に話しかけにいった。
「おはよう」
『『……!?』』
二人が驚いた顔で
こっちを向いた。
それもそのはず…
俺の周りにはたくさんの
とりまきたちがいた。