変態王子とメガネちゃん
『ぇ…ぇええ!!??』
『高梨王子が女に
話しかけてる…』
『やだ~』
『なにあの女たち…』
などという嫌味が次々に
聞こえてくる…
だが、俺はそんなことは
気にしないで、いつも通りの
爽やか笑顔で話しかけた。
「あのさ、突然だけど
今週の日曜日あいてる?」
優樹菜は驚いていたが、
安西淳子は待ってましたと
ばかりになぜか笑顔だった。
『それは
どっちに言ってるの?』
そう安西淳子は
嫌味な笑顔で言った。
「え?二人ともにですよ★
俺と大地で遊園地
行こうと思ってて…
よかったら一緒にどうかな?」
俺は営業スマイルで
そう言っといた。
『ふーん…あたしはいいけど、
優樹菜はどうする?』
『あ…私は…その…皆が迷惑…
じゃ…な…いなら…』
そうおどおどして言う優樹菜は
すごく可愛い…
………て、俺は何を…??!!
「も…もちろん優樹菜も↑」
て声裏返ったぁ……
だせぇ…おれ………
『くすくす…王子くん面白い』
そう言って笑う優樹菜をみて
ちょっとホッとした
自分がいた…