変態王子とメガネちゃん
――――高2・冬
『隆也!今日はどの子と
遊ぶんだ?』
と大地が大きな声で
言ってくる。
「うるさい!ほかの奴等に
ばれたらどうすんだよ」
そう睨んだが大地は
俺の話なんか聞かず
一点をボーッと眺めていた
「おい!聞いてんのか?」
『……』
「なんだよ…」
俺も大地が見つめてる方を
見てみた……
そこには2人の女がいた。
1人はロングストレートの髪の
かなりの美人な気の強そうな子
もう1人はゆるゆるパーマが
かかっててメガネのかけた
大人しめな子
1人はそこそこは可愛いが…
まさか…大地………
『あのこと…ヤりたい!』
「は?」
大地はフラフラと
2人の女に近づいていった
「…おい!大地!」
俺もとっさに着いていくと
2人は驚いた顔で
こっちをみた………